突然に
ずっと前から関ジャニ∞は好きだった。
いわゆるアイドルとは少し違ったような。(不快に思われた方、ごめんなさい)
関西弁で、面白いことを言ったり、ツッコミが冴えてる人がいたり。
バラエティ力の高さに単純に面白いと感じていた。
その中でも私は大倉忠義くんが好きだった。
理由は、ルックスが良かったから。
だから錦戸くんも好きだったし、なんとなく大倉くんが好きだと言いたい自分がいた(意味不明)
私が関ジャニ∞を好きだといってもファンクラブに入ったりするわけでもなく、歌番組に出ていたら見る程度で彼らがバンドをしていることなどは知らなかった。
私がなんとなく関ジャニ∞ってジャニーズのアイドルグループも最近出てきたんだな〜なんて思い始めてからは大阪色の強い歌が多くて、明るくて楽しそうで、そんなイメージしかなかった。
そこからズブズブと沼にハマるわけでもなく、たまに見る程度の関ジャニ∞。
しかし、去年の夏、JAMのコンサートに連れて行っていただけることになった。
人生初のコンサート。人生初のジャニーズ。
JAMは素晴らしかった。開演から、いや、開演前からのワクワク感。たまらない。
大倉くんが自分の視界に飛び込んできたとき、息を呑むほどのかっこよさで失神するかと思った。綺麗な金髪に重めの前髪。端正な顔立ち。ずっとかっこよくて、かわいくて。ずっと楽しかった。
しかし、私はHey!Say!JUMPにハマった。突然に。まあ、突然にと言ってもずっと気にはなっていたグループで、その頃はエイトとJUMPのどちらかを選ぼうと思っていたのでその時の気持ちの重さからJUMPの会員になることを選んだ。
Hey!Say!JUMPの可愛さや仲の良さ、ダンスのクオリティの高さや歌声の統一感に魅力を感じた。なにより、有岡くんに夢中になってしまった。
JUMPのファンクラブにも入会し、年末年始は計4回コンサートに入った。
良かった。素晴らしかった。愛が溢れていた。優しさに満ちていた。Hey!Say!JUMPはなんて素敵はグループなのだろうと。
しかし、バレンタインに発売されたマエヲムケというシングル以降、JUMPは落ち着いた。コンサートDVDの発表や、ツアーの発表などもなく、落ち着いていた。お金も貯めたいし、まあいいかなんて。そろそろくるだろうと待っている状態だった。
そんな中、4月15日になった。私の自担である有岡大貴の26歳の誕生日だった。特に何かしたわけでもないが、私の人生に彩りをくれた有岡くんの生まれた日である。おめでとう!という気持ちでいた日だった。
しかし、そんな思いもすぐに消え去った。
忘れもしない。
正午。
関ジャニ∞の渋谷すばるが今年限りで脱退及び事務所退所というニュースが飛び込んできた。
お昼には、安田くん以外のメンバーが会見を開いた。
見ていられなかった。すばるくんの目は真っ赤で、横山くんは泣いている。村上さんは気張って気丈で(それがまたつらい)丸ちゃんは笑っていた。錦戸くんは覚悟を決めた顔をしていた。
大倉くんは、不貞腐れていた。
怒っていた。静かに。たくさんのフラッシュとシャッター音、各方面からの質問の声。騒騒しいはずなのに。
大倉くんは静寂の中にいるように感じた。
わからない。これが適切な表現なのか。
あの日の大倉くんは、事実を受け入れてもいたけど、受け入れていないようにも思えた。
でも、誰よりもファンの私たちの気持ちに寄り添っていてくれたように思えた。
脱退の話をされた大倉くんはすばるくんに聞けることは全て聞いたと。その時のコメントが胸をギュッと締め付けて離さなかった。苦しくて、守りたくて、切なすぎた。
センターでドラムを叩く大倉くんは後ろから見るすばるくんの歌う姿が好きだったと。
私も大好き。たまにアイコンタクトをとったり、楽しそうにする7人が大好き。
それまで、Hey!Say!JUMPばかりにしか興味のなかった私はあの会見以降、関ジャニ∞及び大倉くんが気になって仕方がなくなっていた。
何故だろう。とても引き寄せられた。
大倉くんのコメントの全てに興味や、大倉くんの人間性が溢れ出た会見時の態度(笑)あの時の大倉忠義に何故だか魅力を感じてしまって仕方がなかった。
見てくれているかもわからないけど、これを見たeighterや大倉くんのファンは怒ると思う。ごめんなさい。
でも嘘偽りなく。私は「渋谷すばる、関ジャニ∞脱退会見」の時から、大倉忠義の魅力に取り憑かれてしまったのです。
いつだってニコニコしていて、誰よりもゲラで、楽しい時もそうじゃない時も嘘偽りのない表情や言葉でファンに愛情をくれる。
良い意味でも、悪い意味でも素直すぎるアイドルに。
笑っていてください。
その笑顔に、存在に心から救われています。